えらいことになった!

先日3/31の通院日のことです。
血液検査結果のご報告の前に
ビックラポン!の採血の出来事から・・・


弱っちく技師さん泣かせの私の血管。

その日も計4回の針刺しで
両腕は可哀想な状態でした。

「は~採血が1度で採れたらな・・・」

そうポツリとつぶやいた私に

「なら次回から採血室ではなく
処置室にまわしてもらおうか?」

「え?」

次回の予約表に赤ペンで
なにやら書き始めたk先生。

採血しづらいので処置室でお願いします

処置室と言えば針刺しに慣れてる
ベテラン看護師さんの集まりです。

あ!もちろん
検査室の技師さんにも採血名人は多いです。

ただ採血は技術だけでなく
血管相性だったり、その場の雰囲気が
とても重要になったりします。

私の場合は
採りにくい血管のため毎回ハラハラドキドキです。

その緊張が相手の方にも伝わるようで
私と共にビクビクになってしまう方は・・・

アウト!の結果になり
ドツボにはまっていきます。

逆に動じない方は・・・

ピンポン!の確率が高いです。

今まで数十年の経験からすると
看護師さんの方が肝が据わってる方が多いですね。

それに処置室は
毎週のように注射が必要でこられてる患者さんも多く
ボロボロになった血管にも慣れてる方が多いのです。

でも処置室の看護師さんも限られた人数で多忙です。

処置室でなければ治療を受けられない患者さんも多い中
私の「痛いのが嫌だ」という我がままだけでは
お願いしづらかったんです。

それをK先生に話すと

「チエさんのためだけでなく
技師さんにとっても助かるから大丈夫!」

ん~たしかに!

その後はじめて処置室に行った時も恐縮し
同じように看護師さんに話すと

「こちらに来てくれたからには1回で採らなくては!
そのプレッシャーは正直ありますが
そんな遠慮はしなくていいんですよ~。
また次回も来てくださいね」

とてもにこやかに対応してくださいました。

そんなこんなで
昨年末より採血の特権?を手に入れました。

成績結果は?
2勝0敗。

1度で、それも痛みもなく採血できることが連続で起こるのは
一昨年までいた病院で専門技師さんが担当してくれてた以来の快挙です。

なので今回も病院に着き
処置室に向かう私の足取りは軽やかでした♪

いつもソファーで待ってる時の緊張もどこへやら
血流をよくするグーパー体操も忘れるほど呑気に過ごしてました。

「チエさん~」

名前をよばれ見ると
今回担当の看護師さんは見るからにベテランそうです。

より気分も楽になった私の足取りは
さらに軽やかです♪

確認も手際もテキパキしていて
とても頼もしい看護師さんです。

安心して目をつぶり身をまかせる私と血管。

「ごめんなさいチクリとします」
の合図で針刺し。

でも全くチクっともしません。

一瞬
「あれ?入ってないの?」
と思ったとき

「今回は量が多いので固定しますね」
と看護師さん。

「うそ~これで針はいってるの?」
感動しました。

でも今までの習性で怖くて
目をあけて見ることはできません(苦笑)

身も心もリラックスした状態で
終わるのを待ちます。

「はい針ぬきますよ~お疲れさまです」

その声で目をあけます。

「後で他の検査が必要になってもいいように
少し多く採ってますから安心してください」

その完璧にちかい対応に感激しました。

「やっぱり凄いですね~全く痛くなかったです。
1度で採れることってそんなになかったのに・・・
ここに来て本当に良かったです!」

と思わず言ってしまったくらいです。

すると今までキリっとしていた
看護師さんの顔が満面の笑みとなり

「良かった~!
せっかくこここに来てくれたのだから
失敗しないようにって頑張ったかいがあります」

私の弱っちい血管との勝負に
看護師さんも緊張されていたようです。

それまでの緊張がとけて
こぼれる笑顔。

「でわ、おさえてください」

「はい」

私は脱脂綿で針刺し箇所を押さえながら
看護師さんが抜き取った血液を処理し
ばんそうこうを貼ってくれるのを待ちます。

次の瞬間
和やかな雰囲気を一転させる叫び声が・・・

「えらいことになった!」

声がする方を見ると
使用済み針の回収箱の前に立つ看護師さん。

すぐに他の看護師さんがかけつけてきました。

「え~なに?
何なに???」

ちんぷんかんぷんな私のところに
先ほど採血してくれた看護師さんが来て

「はいお待たせしました。
でわこれで終了です」

そう言いながら手袋を外し
ばんそうこうをしてくれようとしたのですが・・・

その時、看護師さんの手元を見ると
手袋が血液で汚れてました。

「あっ!
針を捨てる時に手元がくるって
手袋汚しちゃったんだな・・・」

一瞬でそう思いました。

でも実際は
もっとゾッとすることが・・・

手袋を外したはずの看護師さんの
腕の一部が赤いままです。

針を外すタイミングが悪く
注射器の中の血液が飛び散ったようです。。。

瞬間的に私の頭をよぎったのは

「c型肝炎ウイルスが消えてなかったら・・・」

それこそ
えらいことになった!

 

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2件のコメント

  • 美櫻

    ご無沙汰してます
    私もなかなか入らなくて最高8回刺されて、「お互い疲れるから少し休憩」
    なんてことになって、一時間くらい血管を温めながらほっておかれます。
    それに今回は治療を始めるにあたって、治験用にたくさん血液を採られました。
    貴重な薬を使っていただくのですから仕方ないですね。

    昨日からハーボニーを飲み始めました。
    この薬を一日一回飲むだけで、本当に肝炎ウイルスが消えてくれるのか不安ですが
    頑張って飲むしかありません、一粒6万くらいするそうです。
    いろんな方に感謝して頑張って飲みます。

    • チエ

      美櫻さん
      お久しぶりです(^-^)
      最近留守がちにしていたため、返信が遅くなりごめんなさいです。

      ハーボニーの服用を始められたのですね。
      副作用も少なく、とても優秀なお薬だと聞いてます。
      美櫻さんの治療が順調でありますよう・・・
      心よりお祈りしています。

      美櫻さんも頑張っていらっしゃる。
      そう思うと、痛い採血も頑張れそうです。
      ファイトをいつもありがとうございます。
      またベリーダンスのお話し聞かせて下さいね~(^-^)

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