28章|C型肝炎治療を激痛が襲う
何の日? 4月4日(月)
3月3日の桃の節句に入院。
5月5日の子供の日は、さすがに退院して家で迎えていたいな。
「ところで今日は何の日でしょ?」
教育係看護師のKさんが来て、
こんな質問された。
「え?はるな愛ちゃんの日」
と私が答えると、
「それベタすぎ!」
とかえされる。
「正解は病棟の完全再開日です!」
と、どや顔のKさん。
そっちの方はマイナーすぎて分からないよ?!
Kさんは教育係という立場以上に何かと気にかけてくれる。
でもそれは決して甘やかしではない。
「だからね病棟も忙しくなるから、チエさんも早く退院してね」
こんな感じで元気をくれてるみたい?
激痛 4月5日(火)
肩こりは上半身の痛みへと広がる。
朝目が覚めても起き上がろうとすると身体が痛く、
すぐに起き上がれない。
なんとなく痛いな~という感じから、
今ではときおり激痛が走る。
C型肝炎治療で入院して1ヶ月。
「運動不足で身体がなまってるんだろうな」
院内ウォーキングは続けていたが運動量としては全然足りない。
夕方の回診。
今日は血液検査があったので、その結果を持ちS先生がやってくる。
私は「肩から目の奥にかけて痛い。背中がバリバリ」
と訴える。
S先生は検査結果を見ながら、
「貧血が進んでるからね」と一言。
「インターフェロンの副作用ではないですか?」
と私が聞くと。
「インターフェロンで関節の副作用はあるけど、肩こりは聞いたことがない」
と一喝。
そして、「痛みどめ飲みますか?胃があれて吐血したら大変だけど」
とニヤリ。
そんなん言われて飲みたいと思うわけがない。
就寝前にマイスリーとアイスノン小さいサイズを用意してもらう。
マイスリー飲んで、アイスノンを目の上にのっける。
気持ちいい~。
10分ほどすると眠りの中。
寝てる時は痛みを忘れられる。
今日の検査結果
血小板(×10,000/μl):1.7万
白血球(μl):1500
赤血球(×10,000/μl):177
ヘモグロビン(g/dl):6.1←けっこうヤバイ気が。。。
AST(IU):51 ALT(IU):81
r-GPT(IU):117
地震とめまいと難聴の患者さん 4月6日(水)
今の病室に移って1週間。
病棟が完全に再開された4月4日から患者さんが日に日に増えている。
私の部屋も6人満室。
最近気づいたこと。
めまいや難聴で入院してくる耳鼻咽喉科の患者さんが多いこと。
聞いてみると、地震後から調子が悪くなった人がほとんど。
私の1人地震も今だにあるけど、地震の影響ってこわい。
耳鼻咽喉科の患者さんに伺うと、
治療は血管を広げる薬などを朝晩に点滴投与するらしい。
長い時間、点滴台とつながり不便そう。
ほとんどの方は1週間~10日くらいで症状が治まり退院し通院治療に。
それでも難聴の症状がひどい患者さんは
酸素カプセル療法のできる病院に転院したりするらしい。
中学生~70代。
幅広い年齢での患者さんがいました。