C型肝炎|ここだけの話

まだあまり知られていない病気の真実!

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ここではC型肝炎の病活(闘病・病気生活)を通して経験した事で、
まだあまり知られていないことを特筆します。

これは私の実体験から生まれた事実です。
ただあくまでも私の体験であり、病気の治療法や投薬の期間及び効用等は、
患者さんそれぞれの病状や体質などによって異なります。
なのでほんの一例としてご覧頂き、少しでもお役に立てたら嬉しいです。

 

◆矢印右上赤インターフェロン治療に失敗したのに、肝臓の数値が下がり安定したのは?
インターフェロン治療で貧血の副作用が重症化し中止。
もう他に方法はないと諦めかけていた時に、垂盆草(すいぼんそう)という漢方を知りました。
垂盆草服用前はAST(GOT)、ALT(GPT)共に80~100だった数値が、
服用を始めて2ヶ月後にはAST(GOT)33、ALT(GPT)29の数値まで下がりました。
それから現在に至るまで、ウルソと垂盆草(すいぼんそう)による対症療法(肝庇護療法)で、
AST(GOT)、ALT(GPT)共に20前後と、基準値上限の半分の数値で安定しています。

漢方やサプリメントで肝炎ウィルスが消滅したり、病気の完治が可能であるとは思っていません。
それでも少しでも体調を維持したい、自分に合う新薬が出来るまで進行を遅らせたい。
病気があっても、毎日を元気で過ごしたい!という気持ちから私は実行しています。

 

◆矢印右上赤◆矢印右下青
子宮内膜症治療(ディナゲスト、スプレキュアMP、ボンゾール)により、

インターフェロン(以下IFN)治療に影響を与えるか?

相互作用に関して
ディナゲスト、スプレキュアMP、ボンゾールとIFNとの相互作用に関して、各製薬会社問い合わせ、文献検索を行った結果、報告例は見当たりませんでした。

肝機能に関して
◇ディナゲスト
肝機能障害のある患者では代謝機能の低下により、血中濃度の上昇が起きることが予想されるが、臨床試験での528例で肝機能障害が生じていない点を考えると、直接的に肝を障害する恐れはないように考えられます。

◇スプレキュアMP皮下注用
「重大な副作用」には肝機能障害、黄疸があります。
2002年に肝機能障害の報告があり「重大な副作用」に追記となりました。
発症幾序は明らかになっていませんが
薬物の直接作用による中毒性の肝障害の可能性は低いと考えられます。
可能性として、①固体の性質に依存する予測不可能な特異体質反応が肝臓で生じた可能性
②予測不可能なアレルギー反応が肝臓で生じた③エストロゲンあるいはアンドロゲンなどの性ステロイドホルモンが変動して肝臓が影響を受けた可能性が示唆されます。

◇ボンゾール(服用)
ボンゾールの主な代謝経路は肝であるため、肝障害の患者では代謝機能の低下により、
血中濃度の上昇がおきることが予想されます。
重篤な肝障害の患者へは禁忌であり、重大な副作用として劇症肝炎の記載があります。
適応外ではありますが、再生不良性貧血に対し、ダナゾール+メテノロンの投与中、
多発性肝細胞線種を合併した1症例報告や、
特発性血小板減少性紫斑病に対してダナゾールを投与し、
既往であるC型肝炎が増悪した1症例報告があります。

うつ病に関して
IFNとの併用で増悪するかについての検討は見当たりませんでした。

効果減弱の可能性
C型肝炎の男性171例と女性121例でペグインターフェロン/リバビリン療法の効果について検討した報告によりますと、50歳以上の男性に比べ、女性でペグインターフェロン/リバビリンの効果が弱く、低いエストロゲンレベルが関与した可能性もあります。