C型肝炎の採血で針刺しと感染の医療事故を考えさせられた一日

考える女性
昨日は血液内科を受診。
この時期は採血室に行くのがドキドキものです。
春の移動があるからです。

採血しづらい私は、採血は相性の良い方を指名してます。
カルテにも記録されるようで、普段は窓口で何も言わなくてもOK
でも今の時期は念には念を入れたほうが・・・。
窓口の方に念を押そうとしましたが、ご多忙らしく不在。

「どうかHさんいますように!」
と担当の方の顔を思い、願いながら受付トレーに伝票を入れる。
検査室をチラ見した限り、Hさんの姿は確認出来ず。

不安を抱きながら、待合室で腕を下に下ろしグーパー運動をし血行をよくしながら待つ。
10分ほど待った時、
「チエさん~」と呼んだその声の主は・・・。

面識のない看護師さんが入り口で私の名前を呼んでいます。

「ヤバイ目 たらーっ (汗) どうする?」
こういう時の選択肢は2つ。

まず1つ目は、2番目に相性の良かった方にお願いする。
この場合は窓口で指名するのと違い、今日の担当になった方に
「他の方に代わってほしい」と言わなければならないので、
とっても失礼な気がしてしまうし、その第2候補者の方もいない場合が考えられる。

2つ目は、一か八かの賭け
これは、ある意味大冒険になるが、
相性の良い人との新たな出会いのキッカケにもなります。

今回は咄嗟に他の候補の方の名前が出てこなかったのと、
50才前後のその方は経験豊富な感じもしたので、促されるまま私は入室。

まずは、始めての方へのお約束事。
私は採れにくいので十分気をつけて下さいアピール

「出来ましたら、トンボでお願いします」
と右腕を差し出しながら言ってみる。

すると看護師さんは、
「採れにくいんですね?」
と私の右腕をガン見しだしました。

「うーん、ちょっと腕を下ろしてグーパーしてもらっていいですか?」
と言われ、

「ずっとやってたんだけどな目 たらーっ (汗)
と思いながら、今回の私の決断の行方に不安を感じ始めていました。
グーパー疲れした右腕を改めて差し出す。

「うーん・・・・」
と言いながら人差指で血管を探る看護師さん。
その時間が長くなるほど、私の血管は逃げていくよう。
そのうちぺしぺしピタピタと腕を叩く音が検査室に反響し出す。

「ごめんなさいね」
との掛け声で針が突き刺さる。

「ダメだ…たらーっ (汗)
直感で悟った私。痛くない採血のま逆をいくタイプの方のようです。

「うーん…」
看護師さんのため息交じりの声がもれる。

私は怖くて見れないが、
針が上手く血管にヒットできなかったのはなんとなく感覚で分かる。

看護師さんは根性で針先を血管にヒットさせようと、針先で探り出しはじめる。
痛点をかすったのか、チクッとする痛みが走る。

「これはヤバイ目 あせあせ (飛び散る汗)
と思った私は
「痛い…」か弱く声にしてみる。

すると、「抜きましょう」と、あっさり針は抜かれ、
「左手見せてもらっていいですか?」

私の場合、左腕は右腕よりも数段採れにくいです。
大抵の方は最初に右腕と左腕を見比べた結果、
右腕にトライされるので、右腕失敗後の左腕はかなりのプレッシャーになります。

なので今回もそうだろうと覚悟して左腕を差し出す。
すると意外にもアッサリと針が刺された。
グーパー運動もしていないのに…
チラッと見て確認したところ、血液はちゃんと採れている。

「左腕の方が採れやすいですね」
と看護師さん。

「今度から左腕からみてもらいますね目
と答えながら、
「とりあえず良かった~」
やっぱり私のインスピレーションは当たったのねと思いホッとする

時々ちょっと力を入れ吸引してる感じはしたけど、
痛みはなかったので安心していた。

私は、針が抜かれるまで見ないようにしているので、
そろそろ終了間近のその時、
「あ!」
という看護師さんの声の原因がすぐには分からなかった。

「針抜きますので、すみません、おさえてください」
という声で、視線を左腕に移すと…

採血枕、テーブルのところどころに血が飛び散り、
腕は一部血だらけになっている。

「えexclamation and question あせあせ (飛び散る汗)
その光景を目にして驚きが声になって出る。

「すみません。後で拭きますから、とりあえずおさえてください」
と言われ、必死で脱脂綿を押さえつける。

看護師さんは一目散に洗面台に行き、何かを洗い始めた。
通りかかった別の看護師さんが、私の血だらけの腕を見てギョッとする。

アルコール綿で拭き取ろうとしてくれた時、
「アルコールはダメ!その患者さんアルコールはダメ~」
洗う手を休めずに看護師さんが叫ぶ。

その大きな声で検査室や待合室にいる全ての人の視線が一気に私に集中する。

戻ってきた看護師さんは、
「右腕は出にくかったのに、左腕は出すぎちゃったね~」
と笑顔で仰ったけど、私は全く笑えなかった。

貧血の私にとっては少しの血液でも貴重なのは勿論だけど、
そんな事が理由でも、洋服に血が飛び散ったという理由でもない。

私はC型肝炎患者なのだから…。
もし万一、医療事故で誰かに感染したらどうするの?

血が噴き出し、動揺した看護師さん。
抜いた針をテーブル上に放置してその場を離れていた。
(針は、通りかかった別の看護師さんがすぐに気づき処理してくれました)

医療従事者であるなら、ご自身の安全や医療事故防止には、
人一倍気をつけていただきたい。
C型肝炎である私が、採血と医療事故を考えさせられた一日でした。

痛くない採血と痛い採血について書いています

 

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