川島なお美さんが患った肝内胆管癌の余命と戦略的治療

早期発見と手術が困難な肝内胆管癌。
肝臓がんに分類されるガンです。
川島なお美さんが患ったことで
その病名が広く世間に知られることになりました。

川島なお美さんが患った肝内胆管癌の余命と戦略的治療
についてお話します。

説明する女性

早期発見と手術が困難な肝内胆管癌

肝内胆管がんの治療成績がおもわしくないとされる主な理由は
早期診断が難しいことによるものです。

胆管癌は進行が早く、胆汁の流れ道である胆管に腫瘍ができ、
胆汁の流れが悪くなり黄疸などの症状が現れれたときには
既に手術ができないことも少なくありません。

また手術が可能であったとしても、胆管癌の手術は肝臓を大きく切除する必要があったり、
すい臓を一緒に切除することが必要であるなど体への負担が大きく難易度の高い手術です。

そのため手術中に亡くなってしまう方や術後の回復が悪く
退院できることなく亡くなってしまう方も少なくありません。

 

川島なお美さんの場合、
自覚症状もなく、
去年の8月に受けた人間ドックで小さな腫瘍が見つかったそうです。
血液検査の数値は正常だったとのこと。

そして今年1月28日に12時間に及ぶ腹腔鏡手術。
翌2月8日には退院され、
1ヶ月半ほどでお仕事にも復帰されているそうです。

このことからも、いかに早期発見が要であるかが分かりますね。

 

肝内胆管がん再発のリスクと生存率

過酷な手術を乗り越え、
がんは切除できたとしても、再発する可能性があります。

ステージ1の早期がんで手術を行い、
きれいに癌を切除できても再発する率は低くはありません

ステージ3、ステージ4などの進行した胆管癌では
切除できた場合でも5年生存は困難なのが現状です。

クリップ 全切除例(手術で患部全てを切り除いた場合)
1年生存率は70%3年生存率37%
そして5年生存率は20〜25% くらいです。

胃がんや大腸がんの5年生存率が60%を越えているのに比べると、
肝内胆管がんが治りにくい病気であることがわかります。

クリップ 非切除例(手術で患部全てを切り除いていない場合)
1年生存率22%
3年生存率3%

このように、胆管癌の治療は手術でがん細胞を取り除いたら終わりではありません
極めて高い確率で手術後に再発してしまうため、
進行胆管癌の手術後には抗がん剤(化学療法)や放射線療法などが積極的に行われます

しかし、抗がん剤(化学療法)や放射線療法で叩けば簡単に胆管癌が治るわけでもありません

そして手術後に再発・転移した胆管癌の治療も抗がん剤の治療が中心となりますが、
症状緩和が主な目的です。

さらに初診時に肝臓や肺などに転移を有する進行がんと診断された場合は手術適応とはならず
この場合も抗がん剤治療が中心となりますが、やはり長期にわたり病状進行を抑えていくことは難しいのが現実です。

再発の不安、抗がん剤(化学療法)や放射線療法での副作用の苦痛や身体への負担、病状の進行。
胆管癌患者さんを取り巻く現状は過酷なものです。

もしかしたら、現代の西洋医学だけでは患者さんが納得、満足いく治療を行うには限界があるのかもしれないと仰るドクターもいらっしゃいます。

 

西洋医学と東洋医学そして戦略的治療

西洋医学は対処療法であり、
東洋医学は根治療法と言われます。

癌の患部を手術により取り除くのが西洋医学の最大の特徴であるのに対し、
患部を取り除いた後の人の自然治癒力を高めるのが東洋医学の最大の特徴となります。

これまで、西洋医学と東洋医学の間には、考え方の相違があり、
相互理解が不可能のようにも思われてきましたが、
今後は互いのメリットを取り入れ患者さんごとに戦略的な治療計画
を行っていくことが、必要なのではないかと思います。

川島なお美さんもブログで、
サードオピニオンまで考えられ、
信頼のおけるドクターと共に、
「自分のかかった病をよく研究し
戦略をじっくり練りベストチョイスをすべき」
と仰っているように、納得のいくまで治療計画を熟慮し手術に挑まれたことと、
「素晴らしい民間療法との出会いもありました」
ということを語られています。

私自身も、自分に合った漢方薬に出会えたことで、
再生不良性貧血やC型肝炎の症状を安定させることが出来ました。

長くなりましたので、
これはまたの機会に。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

 

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