川島なお美さん|肝内胆管がん手術と夫婦の秘密を金スマで全告白

2014年7月4日 中井正広さん司会の金スマで
女優川島なお美さんと世界的パティシエ鎧塚俊彦さんが、
ご夫婦の秘密について告白されました。

夫婦が必死に守ろうとしてきた
その秘密とは一体何なのでしょうか?
(以前、彼女の病気のことを綴っている経緯がありますので、
今回のことも記事にさせていただきました)

川島なお美さん夫婦の秘密

世間に隠し続けてきた事実

人並み以上の努力で、女優業だけでなく
ワインといえば川島なおみと言われるようになった彼女。

35周年を間近に控えた52歳の時
まさかの事態が訪れる
それは・・・がん発覚

実は彼女の体はがんに侵され
死の恐怖に直面していたのです。

 

お2人は当時を振り返りながら・・・

川島なお美さん
「凄く悲しいと思いましたし・・
死んじゃうのは嫌だと思ったし・・」

鎧塚俊彦さん
「本当に誤解なく言えば、どうやって死んでいくのか・・・
覚悟はしなきゃいけないんだな・・」

 

川島なお美さんを襲った肝内胆管がん

昨年(2013)8月、毎年受けている人間ドックでのPET−CT
肝臓と十二指腸を結ぶ胆管に1.7cmの腫瘍が発見されたそうです。
まだその段階では悪性か良性かは不明。
もし悪性の場合は肝内胆管がんの可能性が高いと言われたそうです。

肝内胆管がんは肝臓がんの一種です。
かなり進行するまで黄疸などの自覚症状がなく
早期発見が難しいそうです。

肝臓のがんに詳しい医師によりますと、
「もし見つけるのが遅かった場合、
例えばリンパ節に転移しているとか・・
と言う場合によりますと殆ど生存できない。
(生存率)役10%未満というふうに報告されています。

 

検査では見えにくく手術しないと
悪性か良性かを特定できないことに加え、
発見が遅れるため転移している可能性もある恐ろしい病です。

川島なお美さんの決断と夫婦の闘い

医師より早めに手術をすることを勧められた川島なお美さん。

でも彼女は悩みに悩んだ末
すぐに手術はしないという結論を出しました。

というのも年末には川島さんのために役が作られた舞台が決まっていて、
どうしてもやりたかったことに加え、代役の利かないその仕事を降板すれば
世間に自分のガンを発表しなければならない・・・
それだけは避けたい一心だったようです。

「命を守ることを一番にすべき」とし、
手術しないことに猛反対だった
夫の鎧塚さんとの話し合いは数時間に及んだそうです。

でも結局話し合いの末、
川島さんの意向通り手術はせず、
川島さんが癌であることは極秘にし、
そこから夫婦2人の闘いが始まったそうです。。

 

深夜に食べていた食事を早い時間にとるようにし
料理もワインに合わせた味の濃いものから薄味にし
栄養バランスのとれた食事に変更するなど、
自身の生活習慣を変えることで、
がんを克服することを試みたそうです

しかし、川島さんの癌は少しずつ、
でも確実に大きくなっていました。

悪性の可能性が高いです手術をしなければ
取り返しのつかないことになりかねません手術すべきだと思います
という医師の言葉に、

「取り返しがつかなくなる前に
手術をしないわけには、いかなかった」
当時を振り返りながら川島さんは仰ってました。

どんどん大きくなる腫瘍
悪性でかなり進行しているということなのか
心は不安でいっぱいだったそうです。

そのとき夫である鎧塚さんからの1通のメール。
「目のときにいっぱい看病してくれたから、
今度はおいらがなおはんを元気づけてあげる。
心配ないよ」

今から5年前に発覚した夫鎧塚さんの左目の病気。
そんなとき妻の川島さんは夫を献身的に支え続けました。

そんな妻なお美さんの支えもあり、左目の視力を失っても
夫の鎧塚さんは仕事に打ち込むことができたといいます。

そして鎧塚さんの失明から1年・・結婚5年後・・
鎧塚さんは、川島さんが自分にしてくれたように
彼女のがんと共に闘うことを決意されたそうです。

「彼の存在そのものが
私にはすごく支えになってました。
いいですね夫婦ってこういう時にね・・・」

川島さんは当時の心境をそう語っています。
そして旦那さんの勧めもありついに手術を決意されたそうです。

 

手術そして覚悟

2014年1月26日 極秘入院

彼女が選んだ手術方法は傷が残りやすい開腹手術ではなく
内視鏡の一種である腹腔鏡を使いお腹やへその辺りに小さな穴をあける手術

手術前、鎧塚さんは医師からこんなことを告げられたそうです。
「手術をして悪性だった場合転移していることも十分に考えられま。
す転移していてもそのまま手術を続けますか?」

手術前、がんが進行し全身に転移してる可能性あり。
がんが転移していると、生存率は10%。

川島さんが患ったがんの恐ろしさ
彼女が生命の危機に直面していることを
改めて知らされた思いだったようです。

「本当に誤解なく言えば、どうやって死んでいくのか・・・
ということも考えてやっていかなければ
というのも家内のいしではありましたので
覚悟はしなきゃいけないんだ・・」

その一方で川島さんも自身の死の覚悟。
夫の知らないところで書いたのは遺書だったそうです。

「できれば再婚しないでね。
一緒のお墓に入りたいから。
先に行ってるからゆっくり来てね。
愛してる。 なおみより」

最後に綴ったのは残していく夫への感謝と愛する気持ち。

そしていよいよ手術に向かうとき辛い気持ちを押し殺し
夫が妻にかけた言葉は
「がんばってな!」

そして妻は夫に次の言葉をかけた。
「私が目覚めたら、すぐに笑顔になりたいから・・
あなた笑わせてね」

これが最後の会話になるかもしれない
そんな思いで手術へと臨んだそうです。

 

当初8時間の予定が12時間におよぶ手術。
腫瘍は悪性だったが完全に取り除くことが出来、
転移もなかった。

 

川島さんが目覚めると…丸坊主の鎧塚さん。

「あ…た…ま」

「これ?だってなおはんが
目覚めたら笑わせて言うから 丸めたんや」

「バッカじゃない」

これからも夫と一緒に生きていきたい
川島さんは心からそう思ったといいいます。

この丸坊主の真相について鎧塚さんは次のように語っています。
「家内を笑わすこと一つとってもプラスになるならと、
真剣に考えてた時に、院内に散髪屋があったから・・。
それと、その後世間で言われたような願掛けというよりも、
それまでの嫌なことをリセットしたい気持ちもありました」

 

がん術後経過と深まった夫婦の絆

経過は良好で2月上旬に退院したが、
再発の可能性が全くないわけではない。

結婚生活わずか5年の間に夫である鎧塚さんの失明
そして自身のがん・・再発の不安
次々病魔に襲われた夫婦。
今、川島なお美さん鎧塚さん夫婦は何を思うのか?

「これを乗り越えたから、まぁ次にも何かあるでしょきっと
でもそれを2人でこれからも乗り越えていけばいいんきゃないの
どんな山も一緒に彼だったら乗り越えさせてくれるんじゃないですかね
また、彼の身になにかあったら
なんか力になりたいって思いますし
そのためには元気でいたいと思いますし」

がんになり改めて気づかされたのは
どんなときも共に闘ってくれる夫の存在と夫婦の絆。

「なおはんへ
いつもいつもありがとうはん。
おいどんの左目が見えへんようになったと思うたら
今度は なおはんの癌。
生きていると色々とあるなあ。
おいらのときに 
「これからは私があなたの左目になります」
って言ってくれたときは本当に嬉しかったよ。
今度はおいらがなおはんの肝臓になってあげたいけど
余計迷惑やろうから せめて心の支えになる。
(中略)
今までみたいにいそがんでええから、
ゆっくり着実に歩いていこ。
なんや知らんけど2人で歩いていったら、
今までみたこともない景色が広がっていくようなきいせえへんか。
よろしゅうに。旦那より」

夫である鎧塚さんからの手紙が紹介されると
妻の頬に一筋の涙・・
川島さんは最後に穏やかな表情で仰ってました。

「どんな景色がみえるのかな~?」

 

がんの真実を一切語ることができなかったある事情

川島なお美さんが患ったがんの真実を
これまで一切語ることのなかったご夫婦。
そこにはある事情がありました。

「芸能界一のワイン通」「川島イコールワイン」
という世の中のイメージは、
本人が想像している以上に膨らみすぎてしまったのです。

もし彼女が肝臓のがんになれば、
「ワインが原因では?」と世間から言われるのは間違いありません。

ワインを守りたい。
ワインのせいで病気になったと思われたくない。
ワイン愛好家やワインに携わる人に迷惑をかけたくない。

その思いは食の仕事に携わる夫の鎧塚さんも一緒だったそうです。

夫婦ががんを極秘にしたのは人生にたくさんの喜びを与えてくれた
ワインを傷つけないためでした。

肝内胆管がんについて専門の医師は
「その原因はまだ解明されておらず飲酒が原因かどうかも分からない」
としてます。

つまり必ずしもワインが原因とは言えないけど
大量の飲酒がよくないのは当然のことです。

 

今回川島なお美さんが番組で打ち明けたのは
経緯を含めて自分の病状をきちんと説明したい
そんな思いからだったそうです。

これからの人生も旦那様と共に
強く優しい人生を生きてくださること願っています。

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