C型肝炎治療|新たなドクターとの出会いの日の事

ここ数回に渡り、肝硬変の疑いが生じた日からの事を綴っています。
病気とずっと付き合ってきても、
こうしてお話できるまで少し時間がかかりました。
すぐに受け止められず、不安に押し潰されそうになり、
頭をよぎるのは悪いことばかり。
そんな私を支えてくれたのは、家族や友達、ドクターにナース。
そして、ここを訪れてくれる方。

青空と椰子
ある方が言ってくれました、
「一緒に泣いて、いつかは一緒に笑いましょう!」と。
私が頂いた温かく力強いパワーを、
同じように辛い思いをされているどなたかに、
おすそ分けできたらいいな・・。

週明けすぐ、紹介状を手にC先生を受診しました。
待合室で待ってる時間がやたら長く感じます。

どんなに有名なドクターでも、どんなに優秀なドクターでも、
治療は医学的なことだけでなく、人間同士の付き合いになるので、
やはり相性って大切だと思います。

なので、ドクターと初対面の時はとても緊張します。

それに今回は肝臓の状態について、
多くの肝臓患者さんを診てきているC先生の診断で、
新たな事実やS先生がオブラートに包んできてくれた事を
つきつけられる可能性もあるので、そのことを思うと肝臓が痛む思いでした。

自分の番号が表示された瞬間、
緊張もピークで飛び上がる思いでした。

診察室に入ると、
爽やかな表情と穏やかな雰囲気が漂っているC先生が座ってます。

「はじめまして、よろしくお願いします」
そう私が言うと、

「はじめまして、よろしくお願いします」
と笑顔でこたえてくれる先生。

紹介状に静かに目を通している先生を見ていて、

「誰かに似ているんだけど、だれだっけ?」
それまでの緊張がどこにいったのか、
そんな事を呑気に考えてしまうほど、
先生からフワ~っとした雰囲気が流れてました。

「なるほど、そうですか」
紹介状を見ながら先生が仰る。

「C型肝炎の治療をしたいという事ですね?」

「はい・・」
と答える私に、

「チエさんは再生不良性貧血でもあるから、
インターフェロンの治療は厳しいですね」

「そうなんです、3年前の治療は大変でした」

「そうですよね~
うわ~貧血の数値本当に凄いな~ここまで・・・」

改めて私のインターフェロン治療時の血液数値
ヘモグロビン(HB)3.5、血小板1万などを見ながら、

「チエさんの場合は大きな事故にならなかったから良かったけど、
いや~よく治療決心しましたね」
その表情は驚きを隠しきれていませんでした。

「どうしても治したかったんです。
出来ることはしたかったんです」

その時の気持ちを伝える。

「そうですよね。ただ今後は副作用の事を考えると、
チエさんにはインターフェロンを使用する治療は得策ではありません。

そこで、ご存じだと思いますが、インターフェロンフリーという、
インターフェロンを使用しない新薬の治療が、近々この病院でも可能になります。

色々その前に調べないといけないこともありますが、
チエさんの場合はその新薬を使った治療をと思います」

そこまで話すと先生は一拍おいて、インターフェロンフリー新薬のこと、
肝臓の病気との付き合い方など、一つ一つ分かりやすく丁寧に説明して下さいました。

既に知っている事もありましたが、初めて知る事も多く。
私にとって厳しい話もありましたが、嬉しい話もありました。

私のどんな些細な話にも真剣に耳を傾けてくれ、
質問にも丁寧に答えてくれます。

それまで、ただ不安で一杯になってしまった心が、
一つ一つ先生の話を聞いていく中で、少しずつ落ち着いていくのを感じます。

その内容につきましては、分かりやすくまとめてご紹介したいと思います。
診察室を出る私の表情は、数十分前とは違ってました。

 

そして現時点で必要とされる検査を受け、2週間後に再びC先生を受診。

やはりC型慢性肝炎とのボーダーラインの判別が難しいようですが、
肝硬変の兆候が見られるのは確かなようで・・。

ただ、肝硬変に進行していたとしても初期段階であることと、
それ以外の病気の可能性も今は心配しなくて良いとのことで、
現状では肝生検その他検査は特に行わず、
C型肝炎の完治を目指すことになりました。

今後もC型肝炎治療のこと、インターフェロンフリー新薬のことについて、
情報を発信していきたいと思います。

また引き続き,貧血及び内膜症の経過や体に良いこと、
日々の思いなども綴っていきますので、読んでいただけたら幸いです。

読んで下さる方が、パソコンの向こうにいると思うと、
これからも闘病の励みになります。

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応援していただき ありがとうございます

2件のコメント

  • 美櫻

    初めまして、インターフェロンフリーで検索していて辿りつきました。
    特定疾患で貧血がかなり酷いため今まで何もできなかったのですが
    今回治療できることになり、いろいろ調べています。
    現在ヘモグロビン7.5 かなり微妙なところだそうで・・・
    こちらを拝見してとても勉強になりました、少し勇気も出てきました。
    ありがとうございます

    • チエ

      美櫻さん~はじめましてチエです(^-^)
      とても素敵なお名前ですね!
      なんとおよびするのでしょう?

      読んでくださり、コメントありがとうございます!
      なのに、お返事が亀さんでごめんなさい。
      1つ1つ大切に読ませていただき
      お返事させていただきたいと思ってます(^-^)

      へもグロビン7.5ですと心配なお気持ちになりますよね。
      私は、以前10あったヘモグロビン数値が、
      インターフェロン治療の副作用で3.5まで下がり、えらい目にあいました。
      でも、ダクルインザとスンベプラ治療では貧血への副作用は一切ありませんでした。
      さらなる新しいインターフェロンフリー薬では、さらに副作用も減り、著効率も高くなってるそうです。
      とは言っても、治療を行うとなると、希望とともに不安な気持ちにもなりますものね~。
      私のビビリは治しようがないようですが・・・(笑)

      美櫻さんからのコメントをいただき
      これからも病気に向き合っていく元気をいただきました。
      ありがとうございます!

      小さな勇気は大きな勇気へつながっています!
      私もみなさんから大きな大きな勇気をいただいています。
      ともに頑張りましょう!

      美櫻さんの治療が順調でありますよう、心からお祈りいたします。

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