毎日の食事で少しでも肝臓の健康を維持したい。
我が家の食卓ではお馴染みの肝臓に良い
「肝臓が元気になる食べ物」
今回は、肝臓に良いとされている
カルシウムとマグネシウムのお話です。
肝臓の働きを助ける主要ミネラル
ミネラルの必要性と不足傾向の現状
栄養の貯蔵や解毒など、毎日毎日働き続ける肝臓。
その働きを担っているのは、肝細胞に存在する数百種類を超える酵素です。
そして酵素の働きを支え、肝臓を守っている栄養素の1つがミネラルです。
現在100種類以上あるとされているミネラルの中で、
健康のために必要な必須ミネラルは16種類あるとされています。
その中でも、体内に比較的多く存在し
1日あたりの必要所要量が100mg以上のミネラルを主要ミネラルと言います。
カルシウム・リン・ナトリウム・カリウム・マグネシウム・硫黄・塩素の7種類がそうです。
昔ながらの海産物や農作物が中心の日本食には、
ミネラル成分が豊富だといわれています。
しかし、インスタント食品の普及や欧米化など、
現代人の食生活では十分なミネラルが補えていません。
なかでもカルシウムは、一日の平均推奨量の75%程度にとどまり、
特に中高年では不足が顕著です。
カルシウムがうまく働くにはマグネシウムが必要で、
ともに肝機能の維持にも必要不可欠の栄養素です。
肝臓が弱っている人は血中濃度が低いとされています。
肝臓にも大事!カルシウムとマグネシウム
カルシウムは骨や歯の主要成分です。
カルシウムが不足すると骨粗鬆症など、
骨を弱体化させてしまうことは広く知られています。
しかしそれだけではなく、
カルシウム低下が肝機能の低下を招いてしまうのは、
あまり知られていない事実です。
カルシウムが不足すると体内の悪玉化したカルシウムが
肝細胞内に流れ込み、細胞を傷つけてしまいます。
そのため、十分なカルシウム摂取が、
肝機能の低下や肝臓病の予防に役立つと考えられます。
カルシウムはマグネシウムと一緒になると効率の良い働きをします。
そのため両成分をバランス良く摂取することが必要です。
その摂取比率はカルシウム2に対してマグネシウム1です。
しかしこれは、サプリメントなどで補給する際の目安です。
本来どのような食材でも、たいていはマグネシウムより
カルシウムが多く含まれていますので、
普段の食事ではあまり意識する必要はありません。
カルシウムとミネラルを多く含む食材とレシピ
カルシウムとミネラル豊富な食材
両ミネラルを多く含む食材としては、
やはり海藻類や魚介類がおススメです。
しらす干しにはカルシウムが、いわしの丸干しや焼き海苔にはマグネシウムが、
桜えびの素干しや炒りゴマには両ミネラルが豊富です。
また、ひじきやワカメなどの海藻類は両ミネラルが豊富に含まれています。
忙しくて料理をする時間がなかったり、
お魚料理は苦手という方もいらっしゃると思います。
そんな方は必見!
レシピと言うには超簡単すぎる
我が家の副菜1品をご紹介します。
食材の組み合わせでバリエーションも豊富。
家にある食材で、簡単手軽で栄養満点の1品です。
海藻の酢の物
材料
カットワカメ(乾燥)大さじ ひじき(乾燥)大さじ1
酢大さじ3 醤油大さじ1 砂糖小さじ1.5
(昆布や、もずく、のり、寒天などの海藻でも美味しくできます)
作り方
・ワカメとひじきは、あらかじめ水で戻しておきます。
器に酢、醤油、砂糖を入れ、よく混ぜます。
・調味料を混ぜた器に水気をしぼったワカメとひじきを入れ、よく和えます。
・冷蔵庫で冷やして完成。
食事をする時、酢の物から食べると、
血糖値の上昇を緩やかにしてくれる効果がありますので、
ダイエット効果もあります。
手作りふりかけ冷奴
材料
木綿豆腐(お好きなぶん) じゃこ50g かつお節25g
焼きのり5枚 砂糖大さじ1 ゴマ大さじ2 醤油大さじ1.5
(じゃこの代わりに桜えびや しらすでも美味しいです)
作り方
・じゃことかつお節をミキサー(なければ、すりばちでもOK)に入れ、
細かくなるまで砕きます。砂糖を加え5秒ほど混ぜます。
・ミキサーの中身を器に開け、ゴマを加えます。
・醤油を加え、全体がしっとりするまでよく混ぜます。
ビニール袋に入れて手で揉み細かくた焼きのりを加え、軽く混ぜ合わせたら完成。、
カルシウム豊富な木綿豆腐を使うことで、
より効果的にカルシウムが摂取できます。
さらに、豆腐のタンパク質は肝臓内で脂肪の代謝を促しますので、
脂肪肝予防にも効果的です。
ちょっとお腹まわりが気になり始めた主人。
夕飯のときに酢の物をまず食べるようにしてから2か月。
ほかは何もしてないのに、体重が2キロ近く減りました。
手軽で肝臓やダイエットにも良い体が喜ぶ1品!
皆様のお宅でも いかがですか?
読んでいただき ありがとうございます。