実際に私が経験しました鉄キレート剤治療での
Fe(フェリチン)とヘモグロビンの推移についてまとめました。
貧血とヘモグロビンの関係
貧血とは赤血球の中のヘモグロビンが不足している状態です。
ヘモグロビンは体中に酸素を運ぶ役割があるため、
ヘモグロビンが足りなくなると、体の隅々まで酸素が行き渡らず、
脳や筋肉、心臓への酸素の供給不足がおこります。
すると脳の酸欠状態は、めまい・頭痛。
筋肉の酸欠状態は、だるさ・疲れやすさ。
そして心臓の酸欠状態は胸の痛み・動悸・息切れを引き起こし
自覚症状として現れます。
さらに酸欠状態では顔面蒼白の他覚症状が現れます。
貧血対策としてはヘモグロビンを増やすことが重要になります。
ヘモグロビンは何から作られている?
ヘモグロビンはタンパク質と鉄分から出来ています。
ヘモグロビンはグロビンというタンパク質とヘム鉄という鉄分を主成分とします。
ヘム鉄グロビン。
ヘモグロビンという名称の由来がわかりますね。
よく貧血の治療として鉄剤が処方されることが多いのですが、
それだけでは、なかなか改善されないという話も聞きます。
その場合はタンパク質が不足していないかが重要なポイントになります。
鉄キレート剤の貧血への影響
本来、鉄キレート剤は体内の過剰に蓄積されたフェリチン(鉄分)を排除する薬です。
ヘモグロビンのヘム鉄の部分にあたります。
鉄分を排除し過ぎFe値が低くなると貧血を引き起こしますので、
治療はFe値を適性に保もてるように慎重を要します。
鉄キレート剤でフェリチンが上昇しヘモグロビン数値が低下した現象
私の場合もFe値を適性に保もてるように投薬しました。
通常の半分量を服用し始め、 鉄分排除効果とヘモグロビンなど
貧血数値の動向をみながら慎重に治療を続けました。
治療開始4週目ではFeは半減し快調な兆しがありました。
それから更に4週間も特に副作用の自覚症状もなく快調と思っていました。
しかし、それからすぐ貧血の自覚症状が顕著に現れたのです。
キレート剤で貧血というと、 必要以上に鉄分を排除してしまったの?と、
まず頭に浮かびました。
でも、よ~く検査結果に目を通してると???
Fe(鉄分)値は倍増タンパク質も激増
でも、ヘモグロビンは激減
なぜ??? 鉄分を排除しようとしたのに、 鉄分が増え、タンパク質までもが増加。
なのに、それらを主成分とするヘモグロビンは減少し、貧血が悪化するという状態。
主治医K先生と、しばらく頭を付き合わせ考え込んでしまいました。
「エクジェイド剤で鉄分が排除され続けるのを、
身体が防衛本能で食い止めようとしたのかしら? 」
私の突飛な発想に、いつもなら余裕の笑顔でフォローしてくれるK先生も、
「うーん・・・」と固まったまま。
結局すぐ鉄キレート療法は中止。
エクジェイドの服用をやめてから2ヶ月で、
とりあえずヘモグロビン数値は落ち着きはじめました。
しかし、「なぜ?」は解明されないまま・・・。
どなたか分かる方がいらしたら、ぜひ教えてください~。
先生共々スッキリ!すると思います
鉄キレート剤療法治療の決断と全容と
エクジェイド治療の副作用についてお話してます。
読んでいただきありがとうございました。
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