C型肝炎や再生不良性貧血の改善につながることが期待される
鉄キレート剤療法ですが、まだ症例数は少なく、
副作用の全貌はハッキリしていません。
私の場合、予期せぬ副作用のため治療を中断することになりました。
予め副作用の事が分かっていたら、治療を決断したか?
ほんの1例にすぎませんが、
今回は私の鉄キレート剤療法での効果と副作用のお話です。
※検査数値項目は、鉄キレート剤療法での効果や副作用など
影響が表れた項目について時系列で記載しました。
(今回の鉄キレート療法による肝機能数値への影響はありませんでした)
2011年12月23日
鉄キレート剤エクジェイドの服用を開始しました。
クリスマスイヴイヴのこの日。
少しでも病気の改善になりますようにと願いを込めてグビグピ~!
マズイ
〔血液検査結果〕
Fe(フェリチンng/mL):334
血小板(×10,000/μl):万2.1
白血球(μl):15
赤血球(×10,000/μl):261
ヘモグロビン(g/dl):9.0
12月23日~1月20日の4週間
体温:36〜37度(自己の平熱)
血圧:60ー100(自己の平常)
バイタル:50~60(自己の平常)
[主な副作用]
吐き気:ナシ
(エクジェイド液を飲んでる最中に軽くオェとなりますが副作用ではなく、
単純に飲みにくさからですね)
下痢:心配されるほどの症状はナシ
皮膚状態:異常ナシ
その他:特にナシ
倦怠感はありましたが、再生不良性貧血の症状の範囲内でした。
〔血液検査結果〕 (採血日1/20)
Fe(フェリチンng/mL):161(4週間で半分の数値になりました)
血小板(×10,000/μl):2.7万
白血球(μl):15
赤血球(×10,000/μl):230
ヘモグロビン(g/dl):8.5
1月21~1/27日:エクジェイド服用4週間~5週間
体温:36~37度(平熱)
血圧:60ー100(平常)
バイタル:50〜60(平常)
[主な副作用]
吐き気:ナシ
下痢:ナシ
皮膚状態:異常ナシ
その他:特にナシ
1月28~2/3日:エクジェイド服用5週間~6週間
体温:36~37度(平熱)
血圧:60ー100(平常)
バイタル:50~60(平常)
[主な副作用]
吐き気:ナシ
下痢:ナシ
皮膚状態:異常ナシ
その他:特にナシ
2月4~2/10日:エクジェイド服用6週間~7週間
体温:36~37度(平熱)
血圧:60ー100(平常)
バイタル:50〜60(平常)
[主な副作用]
吐き気:ナシ
下痢:ナシ
皮膚状態:異常ナシ
その他:特にナシ
2月8~2/14日:エクジェイド服用7週間~8週間
体温:36~37度(平熱)
血圧:60ー100(平常)
バイタル:50~60(平常)
[主な副作用]
吐き気:ナシ
下痢:ナシ
皮膚状態:異常ナシ
その他:特にナシ
2/15:エクジェイド服用開始してから9週目に入ったこの日
朝起きた時の気怠さが酷く、しばらく起き上がれませんでした。
体温:37.5(微熱)
血圧:90ー128(やや高め)
バイタル:78(やや早い)
[主な副作用]
吐き気:ナシ
下痢:ナシ
皮膚状態:異常ナシ
その他
起き上がるとフワフワする立ちくらみなどの貧血症状を感じる。
家の中の階段の上がり下りで少し動機息切の自覚症状が出始める。
食欲低下。一日ベットに横になり様子見。
2/16
体温:37~38度(やや高い)
血圧:50ー70(昨日に比べ一気に低下。貧血が重症化すると現れる私の症状の1つ)
バイタル:78(やや早い)
[主な副作用]
吐き気:ナシ
下痢:ナシ
皮膚状態:異常ナシ
その他
前日以上に倦怠感が顕著
動機息切れの自覚症状も顕著で起き上がると辛い状態
顔面蒼白の他覚症状あり
それ以前10ヶ月の間に2度経験した、
治療薬での貧血の副作用と殆ど同じ症状だったので、
すぐに病院にて緊急受診。
〔血液検査結果〕
Fe(フェリチンng/mL):321(なぜか?前回の倍の数値に増えてました)
血小板(×10,000/μl):1.4万
白血球(μl):14
赤血球(×10,000/μl):163
ヘモグロビン(g/dl):5.9(緊急事態発生です)
赤血球輸血2単位400mlの処置を受ける。
ひとまず鉄キレート剤エクジェイド剤の服用を中断する。
2/23
体温:37~38度(やや高い)
血圧:60ー90(やや低い)
バイタル:70~75(やや早い)
〔血液検査結果〕
Fe(フェリチンng/mL):316
血小板(×10,000/μl):1.1万
白血球(μl):14
赤血球(×10,000/μl):190
ヘモグロビン(g/dl):6.5(貧血症状継続中)
赤血球輸血2単位400mlの処置を受ける。
以降3/16まで、鉄キレート剤による副作用で
合計8単位1600mlの赤血球輸血を受けることになり、
エクジェイドの服用中止2ヶ月で徐々に貧血の副作用症状が落ち着きました。
結果的に私の場合、鉄キレート剤療法では
過剰な鉄分を除去し病気の改善をするという期待した効果はなく、
逆に貧血の副作用が顕著で輸血依存という本末転倒な結果になりました。
しかしこの結果は、鉄キレート剤療法の再生不良性貧血やC型肝炎による
鉄過剰症、肝臓がんの抑制・予防の有効性を否定するものではありません。
私の身に起きた鉄キレート剤エクジェイドの服用による副作用は
他に症例報告の殆どないケースだということです。
今後、私と同じような副作用で苦しむ人が現れてほしくないという気持ちから、
私の症例をご紹介させていただきました
どなたかの、ご参考になれば幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます
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貧血とC型肝炎を両方少しでも良い状態にしたいという一心でチャレンジされた鉄キレート剤療法。予期できない副作用が出て大変不安な状態だったかとお察しします。よく頑張られましたね(^-^)
患者さんのその時の状態や体質は各々違いますものね。
でも、やって見なければわからなかったのですから、チエさんの挑戦は間違っていなかったと思います♡ 私ももっと勉強しないとー
明日、チエさんに教えて頂いた フィブロスキャン やってもらえないか先生に頼むつもりです
~(●^o^●)~
そんな風に言って頂けると嬉しいです(^-^)インターフェロン治療が上手くいかず不安もあり、出来ることは・・という思いからチャレンジしたことなので、
「死ぬ思いしましたが後悔はないです」と思えます(^-^)そうですよね~やってみなければわからないですからね。なんかより気持ちが軽くなりました(^-^)