虫刺されや乾燥してるわけでも、湿疹や蕁麻疹でもないのに、
なんかムズムズしたかゆみが続くことってありませんか?
もしかしたら、β(ベーター)エンドルフィン、
別名「脳内モルヒネ」と呼ばれる快楽物質が大量に分泌され、
肝臓機能の障害という異変をかゆみとして知らせているのかもしれません。
私も一度、原因不明の痒み(かゆみ)に悩まされました。
ある日突然、左腕に急にムズムズしたかゆみを感じ
腕を見ても、赤みもなく、湿疹でもない。
見た目には特に異常はないのに、ムズムズかゆくてたまらない
かきむしりたい衝動を抑え、冷やしたり、保湿クリームを塗ったり、爪でバッテンしたり。
「なんだろ?」とは思ったけど、「そのうち治まるだろう」と、
そんなに気にはとめなかったのですす。
が、そのかゆみが5日も続くと心配になり、近くの皮膚科へ
診察だけでは痒みの原因は分からず、アレルギー検査を行う。
その日は保湿ジェルを出してもらい痒くなると塗り塗りしてましたが、痒みは治まらず。
数日後に検査結果が出ましたが、特にアレルギーはありませんでした。
医師が下した診断は…。
「ワンちゃんか、猫ちゃん飼ってますか?」
「はい、犬を飼ってますが」
「たまにいらっしゃるのですが、体調が悪い時に
ワンちゃんや猫ちゃんを抱っこするとかゆみの症状が出るようなんですよ」
「え ノミとかダニですか 」
「いえ、そうではなくて…身体が弱ってる時は抵抗力も低くなりますから」
と、ちょっと曖昧
「では、このかゆみはどうしたらいいのですか 」
結局、その痒みへの特効薬はなく、
無意識に掻きむしり肌を傷つけると更に痒みが増すので、
肌の保湿のためと、かゆみをおさえるジェルが処方されました。
一ヶ月くらいで痒みは治まり、その後再びかゆくなることもなく
記憶も薄れていたある日、乾燥肌の話から、
その時の話を消化器内科主治医S先生に話すと。
「それワンちゃんが原因じゃないかもね」
「そうそう
すぐにワンちゃん連れて動物病院にも行ったんですけど、
ノミもダニもいないし、獣医さんは、そんな話し聞いことないな?って言ってました」
「そこまでは知らないけど、チエさんの場合は肝臓の可能性あるかもよ!」
「え?肝臓ですか 」
「そうそう!」
肝機能低下とかゆみの症状
痒みを伝える神経にはβエンドルフィンを受け取る構造があり、
身体に異変があると痒みの症状として現れます。
肝臓に異常があると、βエンドルフィン(脳内モルヒネ)という快楽物質が大量に分泌されて、
体のストレスから身を守ろうとします。
肝臓疾患を早期に発見できるサインでもあります。
- 全身にかゆみがある
- とくに手のひらや足の裏に強いかゆみがある
- 湿疹や赤みなどの異常がない
- かゆみが一ヶ月以上続く
などのかゆみを感じたら、
一度病院で診てもらうのが良いと思います。
「快楽物質というと、良いものって感じがするのに… 」
「βエンドルフィン自体は悪いものではないですよ。
本来は気持ち良いな~とか、幸せだな~と感じる時に放出されるんです。
医療現場でも、免疫増強したり、鎮痛作用だったり、抗ストレス作用もあるから、
ガン治療にも有効ですよ」
「でも私の場合は肝臓が悪いからエンドルフィンが分泌されて、
かゆくなったとしたら、なんか損した気分です 」
「まあね。
でもそれ以来は大丈夫なんでしょ?かゆくないのでしょ?」
「はい」
「なら良かったじゃないですか」
「・・・」
私の場合は全身のかゆみではなかったのと、黄疸が伴わなかったので、
肝機能低下による痒みだったとは断定はできませんが、
痒みもC型肝炎の症状の1つかもしれない事が分かりましたので、
今後はかゆみの症状にも気をつけていきたいと思います
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