C型肝炎治療新薬のダクルインザ錠とスンベプラカプセルの
2剤経口併用療法も158日目を迎えました。
E型肝炎患者が倍増していることが
国立感染症研究所の調査で判明しました。
5月30日(土)
「E型肝炎感染者の急増に伴い豚レバー禁止!」
テレビから聞こえてくるニュース・・・
E型肝炎とはどんな感染症なの?
E型肝炎は、ウイルス性肝炎一種で、
E型肝炎ウイルス(略称HEV)と呼ばれるウイルスによって起こります。
ウイルスが発見されるまでは
日本においては非A非B型肝炎と呼ばれていました。
おもに、アジアやアフリカなどの衛生環境不良な発展途上国で
ウイルスに汚染された水や食品を飲食することにより感染するとされてきました。
しかし近年では、日本にすみ着いたウイルスが存在することや
ブタ、イノシシ、シカなどの肉やレバーを生で食べることにより
感染すること、また輸血による感染も存在することなどが明らかになってきています。
E型肝炎の感染経路は豚肉のレバ刺しが原因
近年、E型肝炎患者が倍増した背景には、
飲食店で牛レバ刺しの提供を禁止した平成24年を境に、
牛の代わりに豚の生レバーなどを提供する飲食店が増えたことが原因です。
豚の生食によるE型肝炎の感染拡大が裏付けられ、
牛のレバ刺しに続き、豚レバー(肝臓)生食の禁止が決まりました。
E型肝炎の症状の現れ方と兆候
E型肝炎発症の潜伏期間は2週間から2ヶ月程度と考えられています。
感染後、2~9週間(平均6週間)の潜伏期間をおいて、
発熱、嘔気や嘔吐、倦怠感(けんたいかん)、食欲ふしん、腹痛などの
消化器系の症状が出ます。
血液検査上、肝細胞の破壊を示す肝酵素の数値である
GOT(AST)やGPT(ALT)が上昇します。
また肝機能低下による黄疸(おうだん)が出現します。
なお、これらの症状の出かたにつきましては、
無症候性なものから劇症型まで重症度に幅が見られます。
兆候としては一般的に
15歳から40歳の成人に最も多く見られます。
小児もこの感染症によく罹患(らかん)するものの、
症状が認められることはそれほどないそうです。
ただ妊婦では本症は重症化しやすく、
特に後期の妊婦では、感染すると劇症化率が高いという特徴をもち、
死亡率が20%に達します。
E型肝炎の検査と診断および治療の方法
まず急性肝炎の診断は、血液検査で肝酵素GOT(AST)やGPT(ALT)が
急激に上昇することによります。
次にウイルス感染初期にのみ出現するIgM型やIgA型のE型肝炎ウイルス抗体
ないしE型肝炎ウイルスの遺伝子が検出されれば、E型急性肝炎と診断されます。
E型肝炎はしばしば自然消失・自然治癒が見られる「自己制御式の」病気のため、
A型肝炎同様、慢性化することはまれで一過性に経過し、致死率は通常低いです。
しかし、E型肝炎は時折、重症な急性肝疾患に進展し、
全症例の約2%が致命的となるので注意も必要です。
治療方法はA型肝炎と同様で、特定の治療法がなく
急性肝炎に対する対処療法を行います。
そのため急性期には入院して安静な状態を保ち
自然治癒を待ちます。
なお、感染予防のためのワクチンはまだ開発されていません。
厚生労働省は、豚の生レバーや生肉の飲食店などでの提供を
6月12日から禁止するとした食品衛生法の新たな規格基準を公表しました。
ウイルスに感染して苦しむ方が
これ以上でないことをお祈りいたします。
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