インターフェロンには、C型肝炎ウイルスを排除する効果とは別に、
肝臓の炎症を抑えて病気の進行を遅くする働きもあります。
発肝がん抑制を目的に行われるインターフェロン少量・長期投与治療は
その効果も確認されている治療方法です。
根治療法としてウイルスを完全に排除する場合には、
インターフェロンを一定の量で、一定期間投与する必要がありますが、
病気の進行を遅くする治療の場合には、少量を長期にわたり投与することで
ALT(GPT)値を低下させて、発がん率を抑制しようとする治療方法です。
体調や病状に合わせて投与することが可能なので、インターフェロンの副作用で治療を
継続できなかった方や、インターフェロン治療に不安がある方などに適してます。
「インターフェロンですか 」
「まぁインターフェロンだから、チエさんの場合はね」
「少量ということは1ヶ月に1回とかでいいのですか 」
「そういう意味での少量ではなくて、ペグインターフェロンだと今までのように週に1回。
自宅でだと週に2〜3回は投与が必要ですね。
あ、自宅ではペグは使えないからね」
「え 自宅?
家でインターフェロン注射できるんですか 」
「そうそう、認可されてる薬が2種類ありますね」
在宅自己注射できるインターフェロンは、アドバフェロン、スミフェロンなど の
インターフェロンα製剤といわれるもので、 ペグインターフェロンや
インターフェロンとリバビリン 併用療法では在宅自己注射を実施することはできません。
「自分で注射するの大変そう 」
「糖尿病のインスリン注射みたいな感じですよ」
「あ~ノボルペンでしたっけ 」
「ノボペンね!皮下注射だし慣れれば大丈夫ですよ」
「でも急に出来るかしら?」
「もちろん入院して練習してもらいます!」
「通院も必用なんですよね 」
「2週間に一度は来てもらいますよ」
「副作用とか心配ですものね 」
「まぁ副作用は病院でも自宅でやっても、出る人は出ますからね」
「それはそうですけど 家でだと何か心配です」
「でも自宅でだと、寝る前とかに注射すれば、寝てる間にやり過ごせるでしょ?
働いてる患者さんには好評ですよ。通院の負担も軽くできるしね」
「なるほど
私も副作用の発熱やダルさは、だいたいこの感じでくるというのが分かってきてたから、
注射後は帰宅すると熱がで始める前に食事も入浴もすませて、
マイスリーとアイスノン準備して発熱を迎える前に寝てたので、
だいぶ楽にやり過ごしてましたね」
「ところで、少量ってどれくらいの量ですか 」
「本来のウイルス除去治療に必用な1/2~1/3の量ですね」
「半分だと、私も治療の後半は半分でしたよね 」
「そうそう。1回のインターフェロンで血小板落ちたから、隔週にして投与。
それでも貧血が酷く出たから、最後の方は隔週で半分の量でしたね」
「少量治療だったんですか 」
「うーん、それは微妙かな。
週に1~3回コンスタントに病院か自宅で、少量だけど定量を注射する必要があるから。
少量でも常に体内にインターフェロンがある状態ね。
チエさんの場合は、インターフェロンが常に体内にあったわけではないし。
副作用のコントロール出来なかったしね。
あれは、あくまでも状況判断で隔週、半分の量になったとういだけ!」
「貧血はやり過ごせなかっですからね 」
「
肝炎の進行予防、
「ガン予防できたら良いですよね。
「高齢の方などを対象に、凄く少量、
例えば通常の1/10~1/
インターフェロン少量療
「チエさんの場合は、
それで、
インターフェロンでまた貧血が酷くなったら本末転倒でしょ?
「そうですね 」
C型慢性肝炎に対するインターフェロンの自己注射は2005年4
週1回病院で行うペグインターフェロン、週2~3回の自 宅での自己注射のインターフェロン。
いずれの インターフェロン少量長期治療も肝発ガン抑制効果が確認されてい
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