ダクルインザとスンベプラにグレープフルーツは注意?治療118日目

C型肝炎治療新薬のダクルインザ錠とスンベプラカプセルの
2剤経口併用療法も118日目を迎えました。

4月21日(火)

先日、サイトを読んでくださる方から教えて頂いた事です。
ダクルインザ錠とスンベプラカプセルの治療中は
グレープフルーツの摂取に注意!
教えていただき本当にありがとうございます。

このお話を聞いたあと受診日だったので
薬剤師さんに詳しく聞いてきました。

ダクルインザ錠とスンベプラカプセルと併用禁忌の薬

まず、ダクルインザ錠とスンベプラカプセルに
併用禁忌の薬を以下に簡単にまとめて記載します。

・抗結核薬
リファジン(リファンピシン)
ミコブティン(リファブチン)

・抗てんか薬
アレビアチン(フェニトイン)
アグレトール(カルバマゼピン)
フェノバール(フェノバルビタール)

・副腎皮質ホルモン
デカドロン(デキサメタゾン)

・健康食品
セイヨウオトギリソウ(セントジョーズワート)

・精神神経用剤
モディオダル(モダフィニル)

・肺動脈性肺高血圧症治療薬
トラクリア(ボセンタン)

・免疫抑制剤
サンディミュン(シクロポリス)

・抗不整脈薬
タボコール(フレカイニド)
プロノン(プロパフェノン)

・抗HIV薬
ノービア(リトナビル)
レイアタッツ(アタザナビル)
クリキシバン(インジナビル)
インビラーゼ(サキナビル)
プリジスタ(ダルナビル)
ビラセプト(ネルフィナビル)
レクシヴァ(ホスアンプレナビル)
カレトラ(ロピナビル/リトナビル)
ストックリン(エファビレンツ)
インテレンス(エトラビリン)
ビラミューン(ネビラピン)
スタリビルド(コビシスタット)

・アゾール系抗真菌薬
イトリゾール(イトラコナゾール)
ジフルカン(フルコナゾール)
プロジフ(ホスフルコナゾール)
ブイフェンド(ボリコナゾール)
フロリード(ミコナゾール)

・マクロライド系抗生物質
クラリス(クラルスロマイシン)
エリスロシン(エリスロマイシン)

・カルシウム拮抗薬
ヘルベッサー(ジルチアゼム)
ワソラン(ベラパミル)

 

もし他に飲んでる薬がある場合は
主治医や薬剤師さんに必ず服用している薬を伝えて
ダクルインザ錠とスンベプラカプセル薬との併用について
詳しいことを確認されることをお勧めします。

ダクルインザ錠とスンベプラカプセル服用中の注意点!

さらにダクルインザ錠とスンベプラカプセル服用中は
冒頭でもお話したようにグレープフルーツ(ジュース)の摂取に注意が必要です。

理由としてはグレープフルーツ(ジュース)の成分によって
肝臓などで薬を代謝する酵素CYP3Aの働きが阻害されることで
ダクルインザとスンベプラ本剤の血中濃度が上昇してしまい
通常よりも薬の効き目や副作用が強くあらわれてしまう可能性があるからだそうです。

 私:「えーそうなんですね?!
他の柑橘系もダメですか?」

薬剤師:「そこが難しいところでして。
様々な植物によって産生される有機化合物の一種に
フラノクマリンというものがあります。

グレープフルーツの果肉に含まれるフラノクマリン類は
色々な薬と干渉し、意図しない効果を生み出すことがあります。

なので、柑橘系を摂取したい場合は
フラノクマリンを含まないものにすればよいと思います。

ただ、オレンジでもバレンシアオレンジは良いけど
はっさくや甘夏ミカンはフラノクマリンを含んでるとか。
かぼすは含有量が凄く低いけど、レモンはそれより高いとか。

オレンジ系が全部良いとかダメという区別はできず
個々に調べないと判断できないですね」

「なるほど・・・」

「チエさん柑橘系大好きでたくさん食べちゃいます?」

「いやぁ~そこまでは・・
でも、摂らないほうがいいものは制限しようと」

「これだけ摂取してしまうと危険という判断基準も
実はハッキリしてません。
摂りすぎなければ大方は問題ないのも事実です」

「なるほど・・
薬の飲みはじめに聞いたかもしれないけど
あんまり気にしてなかったので・・」

「そんなに神経質になられることもないと思います。
ただ、そういうデータがあるのは本当です。
心臓病のお薬とグレープフルーツの関係とにてますよね」

「あぁ~なるほど」

 

ジヒドロキシベルガモチンの含有量が検出されない柑橘類

フラノクマリン類の一種のジヒドロキシベルガモチンの含有量が検出されない柑橘類を
分かる範囲でまとめてみました。ご参考にしてください。

  • 温州みかん
  • ぽんかん
  • いよかん
  • デコポン
  • すだち
  • きんかん

私としてはダクルインザとスンベプラの治療期間内だけでも
制限できるものは我慢しようと思ってたりします。

ただ、それぞれの体質や体調、また他に併用してるお薬によっても
患者さんごとに違ってきますので・・・
もし気になるようでしたら
主治医か薬剤師さんへご相談されるのが良いと思います。

 

今日の体温
朝:36.12
昼:36.67
夜:36.08

気になる症状
特になし

よくある副作用

  • 疲れやダルさが酷くなった自覚なし
  • 鼻やのどの炎症なし
  • 頭痛なし

 

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