今日は東京マラソン。
皆それぞれの思いと一緒に
よ~いドン スタート
TV中継を見ていた私の思いも
あのホノルルのスタート地点に立った時と一緒だった
~今日感じた日常の小さな幸せ~
byチエ
2011年3月にC型肝炎治療で入院
ペグインターフェロンとリパビリン2剤併用療法での副作用が酷く
再生不良性貧血が一気に増悪
肝炎治療どころではなくなり
当初2週間の予定入院も退院未定の状態になってしまいました。
院生活2ヶ月を過ぎる頃には
ベットにいる時間が日に日に増え、
悲しいかな実感する日々でした
2ヶ月半の入院生活を経て退院。
足の筋力はスッカリ落ちてました
見た目にも、
ちょっと悪い気もしなかったのですが。
5分も歩くと、ふくらはぎが痛み
階段は…手すりでよじ登る
しゃがめない 掴まり立ちしないと立ち上がりも一苦労
お年寄りが骨折などで入院すると、
なるほど実感です
筋肉って、毎日使わないと本当に落ちちゃうんですよ
筋肉と体力つけなきゃ と
励もうとしてた矢先に立て続けに起きた再生不良性貧血の増悪
輸血依存症を繰り返す日々で、
気持ちも筋力も萎える日々が続き
2012年3月。
C型肝炎治療入院から1年が経っていました。
ウルソ錠で肝機能数値はひとまず安定したものの、
ウルソ錠では抑えきれなくなり、
いつまた肝機能数値も悪化するか分かりません
長いあいだ大人しくしてた再生不良性貧血が突如、
子宮内膜症の最悪化など…
いつ何が起こるか分からない
そんな不安のなか思い出すのは、
治療入院中、毎晩のように願い支えにしていた事の一つ。
「もう一度ハワイに帰ること」
よし
衰えてしまった体力と筋力を取り戻すこと。
そして…これから待ち受けていることを受け止めていけるように、
2012年 第40回ホノルルマラソン
に出場することを決心しました
それから毎日すこしずつウォーキングを開始
体調不良で中断
やっと30分歩けるようになったのに・・・
でも頑張ろう
体調が安定するとウォーキング開始。
そして中断。
その繰り返しの日々。
そして…
現地時間2012年12月9日
第40回記念大会のスタート地点に立つことが出来ました。
スタート地点で待っている時に
見覚えのあるお姿発見
ご挨拶したら、笑顔で応えて下さったのが、
計4回の手術を経験し、自らを「現役のがん患者」と名乗る鳥越俊太郎氏。
「ハンデを持っていても走れる!
同じように病気と闘い頑張っている方々への
今回のホノルルマラソン参加を決意されたと聞いています
私の参加理由をお話しすると、
「一緒に楽しみながら頑張りましょう!」
せっかくだからと わざわざサングラスを外し記念撮影に応じてくれた紳士さに
チエ母は感動しっぱなしでした
さらなるパワーをいただいた私は
一歩一歩
とにかく前へ前へと進みました
途中、結婚式を挙げた教会では
日本からエールを送ってくれてるチエ夫を思いだし
一歩また一歩。
「ゴールできたらきっと大丈夫 」
そう思いながら
一歩また一歩。
両足にできた血豆が痛む中、
ただ思っていたのは一歩でも前に進むこと。
ゴールできた瞬間
「大丈夫 」
その気持ちで一杯になり
筋肉痛で重くなった脚とは逆に心が軽くなりました
どんな事が待ち受けていても、きっと大丈夫
今日の東京マラソン大会。
参加者みなさんの心の中には、
それぞれの参加理由があったと思います
スタート地点に立ち踏み出した一歩は
大きな大きな一歩です
もし完走出来なかったとしても、
ゴールは自分の中にあります。
皆さんそれぞれ素敵なゴールを感じられてますように
お手数ですが
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