今年の恵方は東北東でしたね。
今年は近所のお寿司屋さんの恵方巻き。
今年も家族3人で願いことしながら
黙々と食べ続ける光景は・・・ちょっと異様。
でも家族そろっての節分は幸せなこと。
~日常感じた小さな幸せ~
再生不良性貧血の再発時に行ったステロイド剤パルス療法は
副作用が酷く より貧血症状が増悪したために中止。
当時まだ今のような免疫抑制剤療法もなく、
病気を治すには骨髄移植しかなかった。
ただ当時の移植事情や私の状態では成功率は50%。
また骨髄移植すると、
その後の妊娠は望めない可能性が高くなる
一方で子宮内膜症症は薬で安定。
妊娠の可能性も高く臨める状態。
さらに妊娠することはその間は生理が止まるので、
子宮内膜症にとって良い結果をもたらす
しかし反対に妊娠は、
再生不良生貧血とC型肝炎の身には命に関わる危険性がある
あっちをとればこっちが…。
悩みに悩んだ私達夫婦の選択は。
骨髄移植はしない。
妊娠も自然な状態で臨む。
自然な形で授かれば全力で出産に望む。
ただ妊娠しなくても不妊治療はしない。
自然の流れでありのまま全てを受け入れていく選択。
治療を拒否するのでも逃げるつもりもない。
私たちにとってどうすることが一番良いのか、
何度話し合っても確信できる答えを出せなかった。
私の中の母性本能の部分では、
妊娠し出産して母となり
その後に骨髄移植を受けて病気を治し
妻として母として生きたいという望みもあった。
もし、死という結果が待っていても、
自分の思いを遂げられるし、
自分の病気のことなので受け止められる。
新たな生命を授かっているとしたら
きっと迷わず命と引き換えにしても生む決意をするだろう。
チエ夫と子供を残していくことになっても…そう決断すると思う。
ただ実際に妊娠していない状況では…
自分の気持ちだけで決断することはできない。
ほんらい子供好きなチエ夫。
でもその彼が、
「子供がいなくてもじゃなくて…チエがいればいい。
いないとダメなんだ」
と言ってくれた気持ちも有難くちょうだいし尊重したい。
そんなわけで私達夫婦は、
あるままの状況を受け入れていく決断をしたのです。
でもそれは決して諦めや放棄ではなく
人生に様々な可能性を残す選択だったと思っています。
私達にとって何が正解だったのかは、
どう生きたかの結果だと・・・
結婚8年目を迎え夫婦2人で、
これで良かったと思える月日を歩んでこれました。
まだママになれるかもしれないけど?
そろそろカウントダウンも聞こえ始めた気もします。
再生不良生貧血の治療方法はと再発当時は状況が異なり、
骨髄移植以外にも骨髄機能回復を図る移植方法が開発され多様化しています。
胎盤中の血液に含まれる幹細胞を利用する「さい帯血移植」など。
でも今の私の場合、
発症からの経過期間、貧血の数値、C型肝炎による肝臓の状態など
総合的に考えると、得るものより失うものの方が大きいという状況です。
移植を受けるのは厳しい状況となりました
それでも、あのときの決断に後悔はありません。
これで良かったと思えます
これからも、ありのままを受け入れて歩んでいきたいと思います。
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