受付をすませ待合室で待っていると、
看護師さんが気づき、
私がペコリご挨拶すると
急いでいたようで、笑顔で手をふり
診察室に戻られた。
しばし待ち、名前を呼ばれ診察室へ。
「チエさん〜
「顔色も良いし嬉しいわ〜」
体調が落ち着いてることを、
とても喜んでくださる
すると先ほどの看護師さんがニコニコ
「
「あら〜凄い 」
お二人で目を細め私をみる。
まるで はじめてのおつかい ができた子供のよう
というのも、いつもはチエ母が、
体調が凄く~悪い時はチエ夫が、
車で付き添ってくれてます
婦人科だけでなく他の科の受診時もチエ母は…
貧血がひどい時は気を失い倒れてしまうので、
激しい動悸で心臓や脳の血管が切れかねないので
家族が付き添ってくれるのはアリだと思いますが
比較的体調が落ち着いてきても、
その年になって過保護ね~
と言われても仕方ないし
一人で病気と闘っている方もいらっしゃるのに甘えすぎかもしれません
幼い頃、注射で痛い思いをたくさんしてきた私は
通院日は帰りたいと駄々をこねまくります
チエ母は、
「
お子様ランチ食べたさに注射を我慢しましたね~
検査の結果が良くても悪くても…
チエ母にとっても、
入退院を繰り返してて、
幼稚園にも殆ど行けず。
遊園地や動物園にも行ったことがなく…。
お子様ランチ食べて、おもちゃ売り場ではしゃぐ私は
他の子供達と同じ笑顔だったから
入院してたらできないこと。
子供を想う親心ですね。
大人になって再発した以降、
「一人で行くよ大人なんだし。
チエ母も大変だしね」と私が言っても
体調が今一の時は
「
その日は、C型肝炎の治療が上手くいかず、
それまで受診日の検査結果待ちの時はさほど緊張感はなかった。
なのにその日はドキドキ
もし結果が悪ければ・・・
ついこのあいだまでの入院の日々が思い出され
「また入院だ…
「こんなふうに緊張するの心臓に悪いよね〜
いつもは緊張しなかったのに」と私が言うと、
「私はいつもそうだよ。この何十年間ずっとドキドキバクバク!」
私が病気に楽観的でいられるのは、
安定してる数値が突如悪化することの恐怖と、
それらを何十年もの間、1人背負ってきたチエ母。
そんな光景をずっと見てきた先生や看護師さん達。
婦人科のM先生や血液内科のK先生は
暖かく見守ってくださってます
問題は…消化器内科S先生
「自分のことなのだから、
治療方針の話し合い、退院後の最悪の時はともかく。
体調が落ち着いてるのにチエ母が同席したら、
チエ母の意向もあり、病院までは付き添ってもらったのだが…。
「ここで待ってて」とチエ母を待合室に残し、1人診察室へ。
S先生めざとく、「あれ?今日は1人ですか 」
「はい 」と嘘はつけず、
「待合室で待ってます」と正直に答えた
「何で入ってもらわないの 」
S先生の意外な反応
「もう大人ですし、しっかりしないと
いつまでも母がついてきたら恥ずかしいじゃないですか? 」
「ご家族の方も病気と闘ってるんですよ 」
と怒られた
そう言えば…母のまえであろうと、
さんざん私を怒った(
S先生だが、
最後に決まって、
「他に何か聞きたいことありますか?!」と私に聞いたあと必ず母に、
「大丈夫ですか?」
と聞いてたな…
どんなことでも真面目に答えてくれてたな…
「早く呼んでらっしゃい 」
採血の結果がさんざんだったので、
「ボロボロだね~ 」と、
私の硝子のハートもボロボロになりそうだったが…
診察室を出た私にチエ母が言った
「さて、このあと何食べようか?
その一言でブルーな気分も少し
「そうだな〜?」頭には美味しいものがグルグル~
病気と体調、時期をみながら
一人で受診もしています。
いつの日かチエ母に、
「もう大丈夫!」
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