目覚めて目に入るのが病室でなく寝室の天井。
ホッと安堵する一瞬。
~今日感じた日常の小さな幸せ~
byチエ
私の血管は細い。
それもかな~り細い
幼少時から血液検査は欠かせず、
腕で採れない時は、
手の甲や手首、足の甲や足首、手足指の間…
あらゆるところに針が刺された
病状によって週に2日も採血するので
今では手の甲の血管は一部潰れた状態
お年頃になり、手をコンプレックスに感じるようになったな…。
手の綺麗な人が羨ましい
さて採血。
ずいぶん前になるが、
採血の失敗から神経障害になり、
右腕の痺れに半年近く悩まされた事がある
途中から、
「あれ?いつもより痛いな~」
と思ったけど、せっかく針が入ったし。
やり直しで痛い思いをするのも嫌だ。
もうすでに一度失敗してる看護師さんの懸命な顔を見て、
やり直してくださいとも言いにく状況だった
どうにか採り終えて終了。
なんか腕がいつもより重く感じたげど
「そのうち治まるだろうと」と思ってた
でも…肘から指先にかけて痺れるようになり、
それが1週間以上も続いたので病院に行った
とりあえず血液内科主治医のK先生に話をして
神経内科にまわしてもらった。
診察の結果…
注射の時に神経に針が当たってしまったようだ。
「まあ事故のようなものですね」
と担当の先生は何気にポロっと仰った。
「え 医療事故 」
私は聞き逃さなかった。
まあまあ落ち着いてというかんじで先生は、
「痛いと言わなかったのですか 」
と私に聞くので、
「大人だし、痛い痛いと騒ぐのも…」と答える。
「いいんですよ 痛い時はすぐに痛い と言って下さい」
と仰っる。
なんか矛先を変えられた気分
痺れの方は薬を処方してもらい、
半年経つ頃には症状は落ち着いたが、
今まで以上に注射恐怖&過敏症になってしまった私
まず始めてあたる人には軽い防衛対策として、
「血管が細いらしいんですよね 」と一言前置きする。
殆どの方が腕を実際に見る前に心構えできるので、
「わ~細いですね 」
と驚かれることもなくなる。
次に大抵は反対の腕を見せてほしいとなる。
私が差し出してるのは、
一応採りやすいであろう右手なのだけど…
でもここで、そんなことを言うと、
中には意固地になる方もいらっしゃるので、
「私は採れればどちらでも良いです」
と素直に両腕を並べ
「さあ?どうする 」
と心の中で思う。
肝心なのはここでの相手の出方
「ではこちらから」
とスンナリ決めてくれる方には期待できるが、
「う~ん…どうしよう」
と悩まれる方には要注意
こういう場合は後一押し?で、
「私、採血の時に神経障害になったことがあるんですよね…」
とポソッとつぶやく
ここで自信がなく素直な方は、
「では上手な人に代わってもらいます」となり、
お互いに嫌な思いをせずにすむ
問題は頑張り続ける方
その熱意は嬉しいけど、
私の血管は限界になる。
2回失敗したら諦めて他の方に代わってもらいたい
他の検査技師さんや看護師さんも見兼ねて、
「代わりましょうか?」と言ってるのに、
「大丈夫です 」
と頑張り続ける。
流石に4回目にチャレンジしようとした時は、
「他の方に代わって下さい 」
と懇願した。
それからは迷わず指名制にした。
血管相性が良かった人の名前は必ず覚えておいて、
受け付け表を出す時に予め指名する。
案外そうする人は少ないらしく、
最初は驚かれた。
でも次第に私が指名しなくても、
暗黙の了解ですんなり担当に
多少待つことはあっても、
私の血管にも精神的にもとても良い
もちろん人事移動などもあるので
普段から後任になりそうな人のチェックや
新規開拓も必要
今までは血液内科と消化器内科は同じ病院だったので、
検査室のMさんが採血担当で心強かった
でも昨年の血液内科主治医K先生の移動で
私の採血事情にも変化が…。
今のところ血管相性が良い方を模索中。
さて今回の方はどうかしら
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