25章|C型肝炎治療で悪化する貧血
身体のこり 3月27日(日)
地震後「余震?」と思うのに、
周りは揺れてない時がある。
今日も彼と院内コンビニに行った時
ベンチに座り桜の壺を見てた時
いずれも私だけが揺れていたみたい。
めまいはインターフェロンの副作用として考えられるが、
それとは違う感覚。
一人地震。
今日は一人地震が多い日だった。
だからかな?身体がコリコリ。
読書 3月28日(月)
テレビを見なくなった私は、
本を読む時間が多くなった。
今読んでるのは母に図書館で借りてきてもらった「告白」。
ラストにさしかかり話はクライマックス。
夢中で読み進める。
「はい、おはよう。どうですか?」
S先生の朝の回診時間になってたことに気づかなかった。
「おはようございます。」とだけこたえる。
すると私の手元を見ながら、
「こんつめて読みすぎると肩こりますよ」とニヤリ。
何でもお見通しなの?とドキっ。
桜の花と不安 3月29日(火)
今朝はお気に入りのポテトチーズグラタンの朝食。
チーズの良い香りにウットリ。
「冷めないようにラップしておこうね」
と食事を運んでくれた看護助手さん。
「あ!そうだ今日は採血日だ」
通常であれば採血は起床時間の6時くらい。
でも私の場合、採血室でお願いしてるので、
早くても8時にならないと声がかからない。
なので朝食は採血がすむまで我慢となる。
好きなおかずの時は辛い。
今日は暖かった。
病院の敷地には大きな桜の木がある。
満開の桜を母と見ながら、
16年前に再生不良性貧血の再発で
入院した時のことを思い出す。
「乗りきれる!」
あの時のH先生の言葉が蘇る。
夕方の回診。
いつもよりパタパタ豪快に鳴りひびくS先生の足音。
悲しいかな。
足音だけでドキドキする。
険しい表情と共に差し出された検査結果。
貧血ヤバくない?
インターフェロンの本当の副作用の怖さを感じ始める。
今日の検査結果
血小板(×10,000/μl):1.4万
白血球(μl):1300
赤血球(×10,000/μl):211
ヘモグロビン(g/dl):7.2
AST(IU):45 ALT(IU):63 r-GPT(IU):105