21章|C型肝炎治療そして家族
2回目のインターフェロン投与 3月18日(金)
平日は毎日、母が手作りのお弁当を持ってきてくれる。
病院食どうするの?ご心配なく。
しっかり母が食べてます。
ここの病院食は病院で作ってる。
メニューも豊富。
和食か洋食か選べたり、ライスかパンが選べる。
何より味が良いの!
今日の母のお弁当はカツサンド。
今日インターフェロン注射が出来るよう、
おまじない?
嬉しいな・・・。
16時すぎ、看護師さんが注射を用意しやってくる。
インターフェロン注射は同じ場所にしない方がいいらしく。
一回目が右肩だったので、今日は左肩に注射。
相変わらず痛い。
いつもは愛犬が待ってるので15時すぎには帰る母。
「何もしてあげれないけど・・・」と
注射後ずっと手をにぎり
「効きますように・・・副作用がでませんように・・・」
とおまじない。
手から伝わる母の愛が
インターフェロンより効き目ありそう。
涙腺が弱くなる副作用ありだけど。
夕方の回診。
検査結果を見せてもらう。
血小板ギリギリセーフ。
明日からコレステロールとカルシウムの薬を飲むことになる。
「少しでもインターフェロンの効果が出るかもしれないからね」とS先生。
一応いろいろ考えてくれてるんだ?
20時の体温は37度5分の微熱。
念のためアイスノンを用意。
その晩は恐れていた高熱や吐き気の副作用はなかった。
ちょっとホッ。
今日の検査結果
血小板(×104/μl):2万
白血球(μl):19
赤血球(×104/μl):284
ヘモグロビン(g/dl):10
AST:42 ALT:63 r-GPT:112
院内デート 3月19日(土)
土、日曜日は彼が休みで来てくれる。
なので母はお休み。
病院の外に出るには外出許可が必要。
なので院内のコンビニでお菓子や飲み物を調達し外のベンチへ。
気分はピクニック。気分だけでもね。
「インターフェロン効くといいね」
彼の言葉に、
「うん」とうなづく。
微熱も今朝には平熱に戻ってた。
吐き気や発疹などの副作用もない。
どうか薬が効いてC型肝炎ウイルスが退治できますように。
「今年の桜も一緒にみようね」
彼の手から伝わる愛が私の生きる力となる。